フランスのお昼ご飯を日本の洋食『オムライス』にした結果・・母がここまで感動すると思わなかった

スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ I

 同時代人であり、スーパースターであった。AppleII、Macintosh、NeXT、PIXAR、iMac、iPod、iPhone、iPad、いずれも鮮烈な衝撃波となった。SONYのウォークマンがiPodに圧倒されたことなど残念な面もあったが。 日本は、ジョブズから何かを学ぶべきだろう。
 完璧追求型の青い旋風であったジョブは、Macintoshを生み出した後、自ら招いたCEOスカリーによってAppleを追われ、落伍者となった。11年後、Appleに復帰したとき、創造的苦難を糧として視野を広げパワーアップしていた。大病から復帰したとき、禅僧のような深みのあるCEOになっていた。 その全貌が正確に描かれる。
 斜陽気味の日本にとっては、羨望の経営者となった。いったいジョブズとは何だったのか? 本書は、ジョブズ本人が遺書の気持ちをこめ、自分から情報開示したことで生まれた。著者は、ジョブズから「原稿に口出ししない、チェックしない」。ジョブズ夫人から「良い面も悪い面も、真実をうそ偽りなく書いて欲しい」といわれた。そして、18か月間ジョブのところへ通い、ジョブズはどんどん打ち明けた。その裏づけをとるために関係者100名以上に取材した。本書が出版されたとき、ジョブは他界していた。あり得ないほど稀有な伝記である。 その波瀾の物語は、「カラマーゾフの兄弟」や「風と共に去りぬ」などを凌駕していると思う。

 シリア系、ドイツ系の男女の大学院生が恋をして生まれ、結婚に反対されたため養子に出されて人生が始まった。ジョブズは空漠とした欠如感を埋めようと格闘したのかも知れない。もし、文科系の実父母のもとで育ったならば、われわれが知るジョブズは消え、Apple製品のない歴史に変わっただろう。 それは寂しい世界である。
 愛情溢れる養父は実践的なエンジニアであり、優れた工学デザインに注意を向けさせ、なぜ素晴らしいかの理由を語り、ジョブズの心に浸透させた。文系と理系が交差するデザインは人生のテーマとなった。それは愛と真理であり、禅の究極・簡素と結びつき昇華されていった。「デザインは見た目だと思っている人もいる。しかし、当たり前だがもっと突き詰めて考えると、実は仕組みを意味する」という言葉を残している。実に深い言葉である。ジョブズの真髄だろう。

 本書(上巻)はゆっくり読みたいと思っていたが、惹きつけられて半日で読まされてしまった。再読したい。最終章に家族のことが出てくる。ジョブズは、養母が亡くなってから実母に初めて会いに行く。感動的な和解。そして実妹(モナ)がいることを告げられる。母とマンハッタンへ行きモナに会ったとき、血のつながりの深さと温かさを知る。前半生の荒ぶる咆哮の後に訪れた、一陣の微風のようで和まされる。ウォズ、ハーツフェルド、テバニアンなどのキャラも光っている。

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タカタ takata04-beans BK/OR(ブラック/オレンジ) TKAMZ001

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車は保有しておらず,カーシェア,レンタカーを頻繁に使っています。その際にちょっと取り付けるのに便利,安いのが何より。

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[日本野鳥の会] Wild Bird Society of Japan バードウォッチング長靴

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普段23センチMサイズの靴を着用。ふくらはぎも普通です。今回Sサイズを購入しましたが、細めのデニムでも着用できました。雪の日・台風の日用に購入。ゴムっぽいので保管時くっつかないか心配です。それから保管用の袋が小さくてうまく入れられません。(不器用なせいかも?)

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