DEATHSTARSの4thオリジナルアルバム。作を追う毎にシンセアレンジに派手に、且つキャッチーになってきている。1 st,2ndの時にはある意味中だるみが酷く、デジャブに陥る程、通しで聴くにはキツイ印象があったが、そのイメージは、完全に払拭された。Vo.スタイルも音楽性も変化している訳ではないので、禍々しくもダークではあるが、限られた抑揚の中で紡がれるメロディーは洗練されており、ポップであるとさえ感じられる。前作、「Night Electric Night」も好盤だったが、アルバム通して非の打ちどころのない今作が現時点での彼らの最高傑作と呼べるのではないだろうか。
デススターズ 動画はっきり言って後半ダレてきました。曲はいいと思うのですが、曲の雰囲気が似ているのです。どの曲も同じようなヴォーカルに、シンセサイザーがメロディを奏でて引っ張っていくといった感じでしょうか。個人的にはシンセサイザー主体にならずに、もう少しギターリフでグイグイと曲を引っ張って欲しかった。もう前身のSWORDMASTERのことを引き合いに出してはいけないと思いながらも、やはり頭からはなかなか消せないもんだなぁ。もう少しバラエティを持たせたら、アルバム全体として大分違った評価になりそうな気がします。惜しい・・・
はっきり言って聴かせ所のギターソロもなく一般的な定義のメタルではありません。ヴィジュアル的に、どちらかと言うとグラム系なのでしょうか。ギブソンを使って随所にいい感じのリフを散りばめて、ヴォーカルが絡んで効果音(キーボード)が全体を包んでいるような構成の曲が殆どです。ヴィジュアル的にも音的にも試行錯誤中らしくアルバムや曲によって完成度の差があるような感じを受けます。おのれの場合好きな3曲しか繰り返し聴いていません。中学生にゴールデンボンバーの兄貴分と説明したら「あねっ」の一言?アンガールズの山根らしき奴もいるし・・・・何なんだろう。ルックスは笑っちゃうくらいダサダサなのに何故か惹かれちゃう音なのです。2・3曲目のカッコイイビデオクリップにつられて購入してしまいました。こちらはCDなので画像はありませんが youtube 等でご確認できます。このアンバランス感が新食感の食べ物みたい????正統派HR・HM好きのおのれにとっては、ちと衝撃的でした。