前巻にて世界的大女優のジュリア ボッカルドがヨコハマレガーレに来店したところからの今巻。
シチリア出身の彼女の舌鼓を撃つべく様々な料理が振舞われるが久々にイタリア料理そのものにスポットを当てたストーリー展開の為美味しく楽しめました♪
また羽山を失ったあすかに伴は女性として意識し始めるが、異端者 土田の信じられない行動により、
急転直下の展開を迎えて行くことに。
土田と言う男の異常性を甘く見ていました。次巻は遂に土屋の(料理人としての)息の根を止めるべく
伴と土屋の対決が始まります。
恐らく土屋の妻も絡んで伴は想像以上の危機を迎えることになることが予想されますが
主人公であり料理人である腕前を久々に披露するのでぜひ大暴れしてもらいたいです。
料理好きには堪らないつい見てしまうドラマです。伴省吾演じる松本潤君がレストラントラットリア『バッカナーレ』
に入店し先輩シェフにしごかれながらも成長していく様が観ていて思わず応援したくなる様な場面が多々有ります。
本格的にイタリアンレストランの厨房での料理を作る様子が良く描かれて影響を受けてアルミ鍋とトングが欲しく
なり買ってパスタを作ってバンビ〜ノごっこをした思い出があります。(笑い)
料理監修はやはりイタリアンの第一人者、落合務シェフだけあってキメ細かいところまで表現されてます。
仕事に対する厳しさがひしひしと伝わってくる場面もあり桑原敦演じる佐々木蔵之介さんの言葉が今でも印象深いです。
料理を作りたいのにホ−ルをやらされたりとか遠回りみたいだけどやはり客の事を知らない人間が幾ら料理を作っても
感動を与えられるものは出来ないですね。与那嶺司演じる北村一輝さんが松本潤君に諭す場面も非常に良かったです。
世界は違うけど伴省吾の奮闘を通じて学ぶべき事がたくさんあると感じました。始めは誰でも若造(バンビーノ)だ!!!
良いドラマです。ドラマで使われたサウンドトラックもマッチングが非常に良くお奨めです。
社会人になって何かワクワクしたい漫画を読みたいなあ、と思った時、僕はもう「ワンピース」のような漫画ではワクワクしなくなってきていた。だって30年以上生きてきて、そんなファンタジーの世界はどこにも存在していなかったと思い知っているからだ。
でも「火線上のハテルマ」を読み終わって久しぶりにワクワクしている自分に気がついた。
日本人がある日突然アメリカに飛ばされ、当たり前だと思ってた世界とは比較にならない格差と銃社会に投げ出され、その火線上で生きていく。これは大人が納得感を持って読むことができるワクワクできる漫画だ。
この納得感というのが重要で、丁寧に作られた舞台設定と勢いのある画風で、疑り深い自分を作品に引き込ませてくれた。
また、舞台はガラッと変わったけど、作者の描きたいテーマとしては「バンビーノ」と一緒で、新しい環境で働く事への覚悟や、戸惑いからの成長なんだと思う。今後の主人公の成長に期待。