![PARIS-パリ- (通常版) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RtQE9cWgL._SL160_.jpg)
パリとか、東京とか、歴史的な都市に住むのは好きですか?
映画のような暮らしをしたければ、やっぱり都市に住みたいですよね。
都市に住む人は、みんな、寂しがりやな批評家だ。
僕もその一人。みんなが「ありがとう」でもっと繋がれば、もっと幸せになれるかな。
こういう映画は、ゆっくり映画館でみたいものです。
![モンテーニュ通りのカフェ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XF4L6FAgL._SL160_.jpg)
ちょっとステレオタイプなオシャレ感を演出した邦題は、
当初どうか?とも思いましたが、
内容は、いかにもフランス映画らしい群像劇です。
”モンテーニュ通り”という語感にはすでに憧れが含まれているので、
映画の内容に照らし合わせると、案外悪くないと思い直しました。
モンテーニュ通りにあるカフェには、さまざまな人々が集まります。
晩年を迎えた老資産家、コンサートに引っ張りだこのピアニスト、人気者のテレビ女優・・・
彼らの多くは成功者でありながら、しかし今の自分にまだ満足できていない人たちです。
そんな彼らが集うカフェに、ある日フラリと迷い込んでくるウェイトレスが主役のジェシカ。
金色の短髪と赤いベストが似合う彼女の可愛らしさったらないです。
一度映画を見たらずっと覚えている、そんな存在感のある彼女は、
この映画の中でも皆を照らす太陽のような存在として、
そこに集う人々一人ひとりを照らして行きます。
満たされない何かを抱えていた人たちは、
モンテーニュ通りでの出会いを通じてそれぞれに新しい明日へと踏み出してゆきます。
人はいつだって前を見てゆく。
それが成功の中にある人でも、役目を終えて去ってゆく人でも、まだ何も始まっていない人でも。
正直、派手に「面白い!」と大喜びするような映画ではないです。
ジェシカとその周囲の人々との仲も「いつの間にそんな仲良くなったの?」感もあり、
少々構成が大雑把な面も見えます。
けど、私はこのセシル・ド・フランスの可愛らしい笑顔にすっかりやられてしまいました。
「スパニッシュ・アパートメント」のハードな役どころとはまるで違う表情に、
敢え無くノックアウトです。
見終わった後に、ぽっとココロの中に灯のともるような映画です。
そして、ニカッと笑う彼女の横顔が眼に浮かんでくるのです。